北海道では、栄養価と耐寒性に優れた牧草であるチモシーが広く採用されています。
しかし、チモシーは維持が難しいため、数年間継続すると収量が減少する牧草です。
一番草の収穫のときに、刈り取り高に気を付けることで、
チモシーの再生を促進することができます。
牧草の刈取り高は10cm以上がおすすめ
一番草の刈り取り高は10cm程度の高刈りがおすすめです。
牧草の収穫のときは、モアコンディショナーにソリというオプション部品を装着して
10cm程度の刈取り高になるように調節しましょう。
そうすることで二番草の再生が早くなります。
特にチモシーは球茎に栄養を蓄えているため、
刈り取り高が5cm程度の低刈りでは、球茎が傷つき再生に時間がかかる草種。
チモシーの再生が遅れている間に侵入してきた雑草との競合に負けてしまい、
牧草地が雑草だらけになってしまいます。
牧草地のチモシーの密度を維持し、乾草やサイレージの品質向上に繋げるには高刈りがベストです。
高刈りのメリット
高刈りをすることでチモシーの再生を維持する他にも以下のようなメリットがあります。
・スラリー、堆肥、土砂など異物の混入が少なくなり、サイレージの発酵品質が良くなる
・刈り取った牧草が乾きやすくなるので、早く水分が落ちる
ロール牧草の細断のメリット
牛に与える牧草を細断すると牛同士で牧草を引っ張り合ったり、
牛床に牧草を引き込むことを軽減します。
ベールカッターがないときは少量の牧草ロールであればレシプロソーで細断することができます。
当店では牧草・サイレージ関連用品も多数お取り扱いがございます。
一番草の収穫に向けてご参考にどうぞ!
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