新しく農業を始めたいけど、始め方が分からない。そんな方に向けて、今回は農業の始め方について、ステップごとにご紹介します。順番に確認していきながら、新規就農のポイントを覚えていきましょう。

ステップ1：農業の始め方を相談する

最初のステップは、農業の始め方について相談すること。ひと口に農業と言っても、野菜を育てるのか、畜産に関わりたいのかなど、選択肢が多くあります。

そこで、各都道府県に置かれている、「都道府県新規就農相談センター」などで相談してみるとよいでしょう。新規就農者向けの相談会として開催される「新・農業人フェア」などもおすすめです。

ステップ2：実際に農業を体験してみる

農業の始め方を相談したら、実際に体験してみることをおすすめします。自分のイメージしている働き方と、ミスマッチがないか確認してみましょう。

具体的には、農業法人などが行うインターンシップや、農業体験研修などがあります。住んでいる地域や内容などから探してみるとよいでしょう。

ステップ3：農業の働き方を知る

インターンシップなどを通じて感触がつかめたら、具体的な働き方をイメージしていきましょう。農業の始め方には、おおきく2つのタイプがあります。

• 法人で働く
• 個人で働く

それぞれの働き方の違いを見ていきましょう。

法人で働く

一つ目の働き方は法人で働く方法です。農業法人などに就職して、作物の栽培や畜産をおこないます。法人で働くメリットは、はじめての農業経験でも、学びながら働けるということです。

農業は、栽培スキルはもちろん、機械の取扱いや経営ノウハウなど、多くの知識が必要とされます。こうした知識を実体験の中で学びながら身につけることができます。

個人で働く

二つ目の働き方は、個人で働く方法です。生産から収穫、出荷までを、全て個人でおこなう働き方になります。メリットは、品種の選定や生産量の調整などを、自由におこなえることです。

しかし、当然求められるスキルが多くなるのが難点。とくに新しく農業を始める場合は、スキルや知識の面でハードルが高くなってしまいます。個人で農業を始める場合は、その点を押さえておきましょう。

ステップ4：農業を始める

最後に、実際に農業を始める際の、手続きやポイントを見ていきましょう。

法人で働く場合

農業法人で働く場合、新規就農センター、ハローワークの他にも、近年では農業専門の求人サイトなど、就農情報を扱っている媒体が多数存在しますので、上記1～3にてご紹介している内容を振り返り、ご自分に合った農業法人を探す事が重要です。
扱っている作物や従業員数はもちろん、お世話になる方の人となり等も実際にお会いして確かめるべきでしょう。

昨今では積極的に六次化に取り組んでいる農家の方々や農業法人が多数いらっしゃいますので
畑仕事のみではなく、様々なお仕事に携わる機会もあるかと思います。
ご自分の経験が活かせるかなど、事前にしっかりと情報収集を行い、ミスマッチの少ないようにしておきましょう。また、将来的に独立を考えている場合は、その意思も事前に伝えておくべきです。

個人で働く場合

個人で農業を始める場合は、まずは農地の確保と資金の準備、技術の習得が必要になります。
特に農地の確保が出来なければどうすることもできません。
昨今の流れとして、耕作放棄地は年々増加し全国で約27.6万haと膨大な面積となっているため
「土地なんてすぐ見つかる」という印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
現実には、様々な就農条件に合った土地というのはなかなか見つかり難いもので
「細切れになっている」、「自宅からの距離が遠い」、「土が良くない」等、様々な問題が発生します。

「資金も技術も習得したのに、肝心の農地が、、」とならないように
①新規就農センターなどで相談して、目指す作物や就農したい地域を決めて、どんどん協力を仰ぎましょう
場合によっては希望地域の農家さんを紹介してもらい、実際に相談する事等が出来れば一番良いです。

②各地域の就農支援窓口や農協などで、農地の確保の可否や支援内容を相談まず「就農計画」を作成しましょう。就農計画とは、生産する品目や場所、生産量などを事細かに記載した計画書のことです。

取り扱う作物によってはハウス建設やトラクター購入など、多額の資金が必要となるため
事前に計画を立てておくことで、将来的に安定した農業運営を進めることができます。
また、農地を買ったり借りたりする場合は、市町村の農業委員会に届け出が必要です。

個人での農業の始め方には、さまざまな知識が必要となるので、事前のリサーチにきちんと取り組むことが大切です。

まず相談することが就農への一歩

農業の始め方には、生産スキルだけでなく、さまざまな情報や知識が必要となります。わからないだらけで悩んでしまいますが、まずは相談することから始めてみましょう。

申請書類の書き方や、手続き方法を学べる講座等も開かれているので、上手に活用することが就農への近道です。ボクらの農業ECでは、新規就農に不可欠な農業機器を多数取りそろえています。新しいスタートのお供に、ぜひボクらの農業ECお選びください。

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