エンジンポンプの症状別修理法をご紹介します

エンジンポンプが故障したときの修理法を症状別にご紹介します。
高性能で移動にも便利なエンジンポンプですが、
故障したときは、あわてずに症状を確認して対処すれば、自分で修理することが可能です。
エンジンポンプの特徴
エンジンポンプは、エンジンの動力でインペラという羽を回転して給水、排水を行う機械です。
田畑の給水や潅水など農業の現場や土木現場、身近なところでは車の洗車や散水に使われる場合もあります。
エンジンポンプは、エンジンの動力性能が高いのでパワフルな性能を発揮、
移動性にもすぐれているのでさまざまな場所で使うことができるポンプです。
エンジンポンプのポンプ部分が故障した際の修理法
エンジンポンプのポンプ部分が故障した際の症状と修理法を解説します。
エンジンポンプが吸水できない場合の修理、対処法
エンジンポンプが吸水できないときは、ポンプに呼び水が入っていないため空運転している場合があります。
ポンプ内を必ず満水にして運転を開始しましょう。
ストレーナーが詰まっていると、水の吸い上げが弱くなるので定期的に清掃して、
使用時は水面より約30cm以下にストレーナーがくるようにします。
吸入ホースの曲がりや破れがあると吸水できないので、異常がある場合は交換しましょう。
※最低使用水位は機種により異なりますので、購入時には想定される使用状況を確認し性能表を確認しましょう。
また、吸水ホースが長すぎたり、やわらかいと吸水が弱くなるので、適切な長さのサクションホースを使用してください。
インペラやメカニカルシールが、摩耗している場合も交換が必要です。
エンジンポンプの水漏れの場合の修理、対処法
エンジンポンプの水漏れの場合、ホースを取り付けるカップリングのパッキンの摩耗や破損が考えられます。
交換する際は、正しい口径のパッキンを取り付けてください。
回転軸部分のメカニカルシールの摩耗も、水漏れの原因になるので交換が必要です。
インペラ、メカニカルシール、パッキンなどの部品については、メーカーによりパーツリストを公開している場合もあります。
ご自分で探す事も可能ですが、不明な場合は購入店舗にお問い合わせされるのが一番確実です。
エンジンの故障の修理
エンジンポンプのエンジン部分の症状と修理法を紹介します。
スイッチやレバーの確認
エンジンポンプのエンジンがかからない場合は、エンジンスイッチがオフになっていることがあるので確認しましょう。
チョークやスロットルレバーも規定の位置にあるかことを確認します。
エンジンポンプに古い燃料は使わない
古い燃料は、変質したり水が混入している場合があり、エンジンの始動ができなくなるので使用しないでください。
エンジンポンプの使用後には、燃料を抜くことをおすすめします。
2サイクルエンジンは、適正な比率の混合ガソリンを使用してください。
エンジンポンプメーカーや燃料メーカーではすでに混合されている燃料を販売しています。
混ぜ方に自信がない、エンジンポンプを使い始めたばかり、そんなユーザーさんにおすすめです。
エンジンポンプの点火プラグの異常
点火プラグが燃料でかぶっていると、エンジンがかかりません。
燃料かぶりの場合はきれいな布でプラグを拭いてください。
プラグの隙間調整や、清掃をしてもエンジンがかからない場合は、プラグを交換しましょう。
エンジンポンプのキャブレターの詰まり
キャブレターが詰まっている場合は、分解清掃が必要になります。
キャブレターまで燃料が到達していない場合は、
燃料タンクや燃料コック、ホースの状況を確認して必要に応じて清掃などをしてください。
エンジンポンプのインペラに異物が挟まっている
ポンプのインペラに異物が挟まっていると、エンジンが始動できないので、
取扱説明書で取り除き方を確認して、異物を取り除いてください。
自分でできるエンジンポンプの修理
エンジンポンプの修理は、症状しだいで自分で対処することが可能です。
取扱説明書には、上述したケース毎の対応方法が記載されている事がほとんどなので、大切に保管しておきましょう。
しかし、エンジンの焼き付きや、キャブレターの詰まりなどは、
ご自分での修理に限界があり、メーカーや販売店へ修理を依頼することになります。
ボクらの農業ECでは、各種エンジンポンプを取りそろえ、故障の修理やメンテナンスもお受けしております。
納得のいくエンジンポンプを安心してお選びください。
▼エンジンポンプで悩んだ時はこちら!「ポンプの選び方ページ」
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