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燃料式の刈払機(草刈機)でいちばん多いトラブルは、エンジンがかからないことです。
かからないエンジンを目の前にして途方にくれないためにも、原因と対処法を知っておきましょう。
刈払機(草刈機)のトラブル原因・その1)古くなった燃料を使っている
古くなったガソリンは、成分が変化して腐食性の酸化物となります。
これがキャブレター内部に残っていると、金属反応で腐食して詰まり、エアー不足でエンジンがかからなくなります。
1の対処方法
まずは刈払機(草刈機)のタンクの燃料を新しいものと入れ替えましょう。
軽症の場合は、何度かエンジンスタートを試みるうちに、新しい燃料と混ざってエンジンがかかる場合があります。
重症になると、キャブレター内部が蒸発し酸化物が固まってしまっています。
こうなると刈払機(草刈機)を分解して清掃するしかありません。
刈払機(草刈機)のトラブル原因・その2)古くなったエンジンオイルを使っている
エンジンオイルも古くなると粘性が強くなって、
同様にキャブレターの詰まりからエンジンがかからないようになります。
2の対処方法
1の対処方法と同様の方法で対処します。
刈払機(草刈機)のトラブル原因・その3)オイルを混合していない
2サイクル式の場合は混合燃料を使用しますが、誤ってガソリンのみを注入すると潤滑する働きができません。
そのまま使い続けると摩耗が激しくなり、刈払機(草刈機)のエンジンが焼き付いてしまいます。
3の対処方法
いったん焼き付きを起こすと、エンジンがかからない状態となります。
この場合は刈払機(草刈機)の内部部品(ピストン、ピストンリング等)の交換やオーバーホールが必要です。
刈払機(草刈機)のトラブル原因・その4)エンジンオイルが切れてしまっている
4サイクルエンジンの刈払機(草刈機)の場合は、ガソリンとオイルは別々に供給します。
オイルがなくなったことに気づかずに使い続けると、オーバーヒートを引き起こしかねません。
4の対処方法
3の対処方法と同様に、エンジンの部品交換やオーバーホールを症状に応じて行います。
刈払機(草刈機)のトラブル原因・その5)エアフィルターが詰まっている
刈払機(草刈機)で作業中、燃料を燃やす際には空気を取り込みますが、
吸気口には空気中のホコリを除去するためのフィルター(フィルターエレメント)が付いています。
フィルターが詰まってエアの吸入量が減ると、パワーが低下しエンジンがかからない、となるわけです。
5の対処方法
本来はフィルターを取り出して混合燃料で洗浄することが望ましいのですが、
ホコリを叩き出したりエアダスターでホコリを吹き飛ばすことでとり急ぎの対処となるでしょう。
刈払機(草刈機)のトラブル原因・その6)スパークプラグが汚れている
刈払機(草刈機)のスパークプラグが汚れていると火花を起こすことができません。
6の対処方法
不純物を取り除いても火花が出ないか弱くなってしまっている場合は、プラグを交換します。
ガソリンの成分に水が含まれている?
時々「安物のガソリンには水が含まれている」と言う人がいますが、これは事実ではありません。
ガソリンを長期に保管していると、室温変化等で容器内に生じた結露が水となって混入することがあります。
これが誤解されているようです。「古いガソリンには水が混ざりやすい」というのが実際に近い表現でしょう。
刈払機(草刈機)は よい燃料から
せっかくの刈払機(草刈機)もエンジンがかからないことには始まりません。
日ごろいくら丁寧にメンテナンスをしていても、劣化した燃料を使ってしまうとその努力がムダになってしまいます。
燃料の品質期限は意外と早く、密閉状態で冷暗所に保管したとして、せいぜい半年程度とされています。
新しいガソリンは薄く赤い透明色をしていますが、古くなると黄色く変色しますので、おおよその目安になるでしょう。
ボクらの農業でラインアップしている刈払機(草刈機)も、
いい燃料を使ってこそ、エンジンの性能をフルに発揮させることができるのです。
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