エンジンポンプにはいくつか種類があります。
違いを知らずに選んでしまうと、せっかく買っても水が出てこない！ということにもなりかねません。
エンジンポンプの種類を確認して、用途にあったものを選ぶようにしましょう。

軽くてコンパクトな2サイクルエンジンポンプ

コンパクトで軽いのが2サイクルエンジンポンプの特徴で、軽いからといってパワーが極端に劣ることもありません。
この種類のエンジンは、燃料とエンジンオイルを混ぜあわせた混合ガソリンを使用するので、
燃料をもやすだけでエンジンを潤滑させます。

これによりオイルポンプなどのパーツが不要になり、より小さくシンプルな構造をとることができています。
ただし、燃料とエンジンオイルとを同時に燃焼させることで、
排気ガスの不純物の量も多くなるなど、環境面へのデメリットも心配されています。

また、長期間使用しない場合は、エンジンポンプの中のガソリンを抜き取っておくようにしましょう。

工進2サイクルエンジンポンプKM-25S

田畑の灌水から農機具の洗浄にも、おすすめの2サイクルエンジンポンプです。

• 重量（正味）　5kg
• 吸入口径　　　25mm
• 吐出口径　　　25mm
• 全揚程　　　　35m

揚程とは、エンジンポンプが水などの液体を揚げる高さのことをいい、
全揚程とは水面から液体が出なくなる最長点（最高点）のことをいいます。

工進 エンジンポンプ KM-25S
リコイルスターターロープをゆっくり引いてもエンジンが始動します。
従来の1/2の力で一発始動するので始動時のコツがいりません。
軽量コンパクトで持ち運びらくらくなエンジンポンプ。
 

かんたん、静音、エコの4サイクルエンジンポンプ

4サイクルエンジンポンプは、エンジンがかけやすく、静かで燃費がいいのが特徴です。
スターターを引いても引いてもエンジンがかからない、という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか？

そういった場合、エンジンのかけやすさで種類を選ぶことも大事といえるでしょう。
4サイクルエンジンポンプの場合、燃料は無鉛ガソリンのみで、エンジンオイルは混ぜずに別で使用します。

排気ガスの不純物は、2サイクルエンジンより少ないので、
環境への影響から4サイクルの種類を選ぶ人も少なくありません。
エンジンオイルの定期交換が必要で、部品が多い分だけ整備や点検の手間も2サイクルより多くなるでしょう。

こうした特徴を踏まえると、じっくり使い込む方向けの種類といえるかもしれません。

工進4サイクルエンジンポンプSEV-25F

4サイクルエンジンポンプながら7.4kgと超軽量のタイプになります。
最大吐出量110Ｌ／分と小型でもパワーは充分で、散水や洗車、そのほかのくみ上げが必要な作業にも活用できるエンジンポンプです。

• 重量　　　7.4kg
• 吸入口径　25mm
• 吐出口径　25mm
• 全揚程　　35m

工進 4サイクル エンジンポンプ SEV-25F
軽量！コンパクト！
静かで低燃費なエンジンポンプです。
H型のベースを採用しており、ベースのパイプに足をかけてリコイルを引きやすいです。

 

工進エンジンポンプ4サイクルWフランジSEM-40WGM

Wフランジとは2つの吐出口径がある種類で、口径の異なる2つのホースを使用できるので、
径の小さいホースで洗車や散水、径の大きいホースで田畑への潅水といったように、1台で2役をこなせます。

本機は25mmと40mmのホースを使い分け可能です。
4サイクルで排気量も小さく、安全・快適に使用でき、
エンジンも軽い力でスターﾄできるのではじめての方でも安心です。

• 重量　　　20kg
• 吸入口径　40mm
• 吐出口径　25mm／40mm
• 全揚程　　30m(0.3MPa)

工進 エンジンポンプ 4サイクルWフランジ SEM-40WGM
2サイズの吐出口で幅広い用途があります。
ホース脱着に便利なエンジンポンプ用ワンタッチカップリングが付属。
 

エンジンポンプの全揚程、吐出口径をしっかり確認

2サイクルエンジンポンプ、4サイクルエンジンポンプの違いを理解した上で、
使用する場所、状況に応じたエンジンポンプを選びましょう。
全揚程と使用状況が合っていないと、折角購入したのに吐出量が少ない、全く水が出ないという事にもなりかねません。

※揚程について、詳しくはこちらをご覧ください。

また、エンジンポンプを使用するには、もちろんホースが必要となります。
お手元にホースがある場合、ポンプの口径が合っているかをしっかり確認しましょう。
一般的には、25mm～80mmまで様々な口径があります。
時間当たりの吐出量にも関係するため、事前に必要な吐出量をシミュレーションしてご購入される事をお勧めします。

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スプリンクラーなら高圧エンジンポンプ

広い農地などにスプリンクラーで散水をするときは、
水を高所にあげる（揚水する）ことが必要なので、
そこに水を送るポンプには見た目よりもかなりのパワーが必要になります。

そのため、一般的なポンプでは水をあげられず散水できない場合が多いでしょう。
高圧エンジンポンプは、高所への揚水も可能な種類。
スプリンクラーでの散水にも使うことができるパワフルなポンプです。

エンジンポンプ購入は種類ごとの特徴を押さえてから

軽さと使い勝手のよさなら、2サイクルエンジンポンプ。
排気ガスを気にするなら、4サイクルエンジンポンプ。
充分な水圧が必要なら、高圧タイプなど、
自分の用途と気にするポイントに合わせて、エンジンポンプの種類を選ぶようにしましょう。

ボクらの農業ECは、エンジンポンプの取りそろえも豊富！
なかには4サイクルエンジンポンプだけど超軽量！というようなスグレモノもありますよ。
ぜひ、じっくりご検討ください。

▼エンジンポンプの選び方はこちら！