チェーンソー(チェンソー)の不調や故障で修理が必要になった場合、まず症状を確認してみましょう。
症状よっては、自分で修理が可能なケースが多くあります。
そんなチェーンソー(チェンソー)の症状別修理方法をご紹介します。

チェーンソー(チェンソー)のエンジンが始動できない

チェーンソー(チェンソー)のエンジンが始動ができないというのは、故障の中でも最も多い症状です。
多くの方が経験されたことと思われます。チェーンソー(チェンソー)のエンジンが始動できない原因と修理法を解説します。

チェーンソー(チェンソー)の燃料に問題がある場合の修理

燃料が古くて水が混入していると、チェーンソー(チェンソー)のエンジンが始動できません。
燃料タンクやエンジン内部、キャブレターに残った古い燃料を取り除き、新しい燃料と交換しましょう。

混合燃料を作る場合、混合比率が適したものでないと、エンジンの焼きつけなどが起こる恐れがあります。
使用するオイルは、高速回転エンジン用の混合オイルを使ってください。

チェーンソーの点火プラグに問題ある場合の修理

点火プラグの装着が悪かったり、汚れているとチェーンソー(チェンソー)のエンジンがかかりません。
プラグの先端の汚れやゴミを、クリーナーやワイヤーブラシで取り除いてください。

プラグ先端の中心電極が丸くなっていた場合は、プラグの交換時期です。
中心電極と外側電極のスキマが約0.6mmあるか、隙間ゲージなどで確認しましょう。
火花のチェックは、アースを必ずとって行います。
感電や燃料への引火の恐れもあるので十分注意しましょう。

チェーンソー(チェンソー)のキャブレターに問題がある場合の修理

キャブレター内部のつまりや汚れが原因で、混合気がシリンダーに届きません。
また、ダイヤフラムが硬化すると、燃料の取り込みができなくなるため交換が必要です。
キャブレターは、自分で分解清掃ができます。

調整ネジの回転数や元の状態をデジカメなどで記録した上で、キャブレターを分解してガソリンで洗い流します。
ガソリンの通る穴は、すべてエアーダスターなどで吹いて、ホコリを取り除いてください。
ガソリンフィルターからインレットへの穴や、調整ネジの部分は入念に行います。

チェーンソー(チェンソー)のエンジンの回転に問題がある場合の修理

チェーンソー(チェンソー)のスロー回転が高い場合は、キャブレターのL調整ネジを閉めた状態から1～1.5回転開いてください。
キャブレターのゴミ詰まりや、ガスケット類が切れている場合も空気を吸い込んで、スローの回転が高くなります。
確認して清掃・交換しましょう。

また、高速回転にならない場合、キャブレターの不良の場合が多いので、分解清掃をしてください。
マフラーやクリーナーも、こまめに清掃しましょう。

チェーンソー(チェンソー)のチェーンに関するトラブル

チェーンソー(チェンソー)のチェーンに関する、主な故障の原因と修理方法を見ていきましょう。

チェーンソー(チェンソー)のチェーンが止まらない場合の修理法

クラッチのスプリングが切れていたり、スプロケットとクラッチの間にクラッチシューが挟まっている状態が考えられます。
クラッチ部分を点検してみましょう。

チェーンソー(チェンソー)のスロー運転時のエンジン回転数が高いと、チェーン が止まりません。
L調整ネジで、3000rpm以下 になるように調整してください。

チェーンソーオイルが出ない場合の修理法

チェーンソーオイルが出ない場合、
イルフィルターや噴出口、ガイドバーのオイル供給穴がゴミなどで詰まっているとオイルが出なくなります。
こまめに清掃することで改善することが可能です。

チェーンソー(チェンソー)の修理方法を知って作業の効率化！

チェーンソー(チェンソー)は木の切り倒し、丸太の切断、枝払いなど農林業で頼りになるアイテムです。
こまめな点検や清掃で、故障の多くはふせぐことができます。
簡単な修理方法を知っていると、ちょっとしたトラブルにすぐに対処することができて、効率的な作業が可能です。

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