刈払機(草刈機) の症状別修理ポイントをご紹介
刈払機(草刈機)は構造がシンプルなため、故障の原因と修理方法がわかりやすい機械です。
いざという時にあわてずにすむように、よく見られる刈払機(草刈機)のトラブルと修理方法についてご紹介します。
刈払機(草刈機) の刈刃が回転時にブレる
刈刃(チップソー)が高速で回転しているものの、異常な振動で回転がブレているという症状です。
原因1.チップの欠落
チップソーが切り株などの障害物に当たるとチップが欠けることがあります。
1~2枚程度なら影響ありませんが、数枚が連続して欠損している場合は回転時にバランスを保てません。
刈刃の不安定な回転につられて、刈払機(草刈機)のシャフトがブレるようになります。
【修理方法】
いちど欠損したチップは補充できないため、思い切ってチップソー自体を交換しましょう。
原因2.刈刃のゆるみ
刈刃がヘッドにしっかりと取り付けられていないと、当然ながらグラつきが生じます。
【修理方法】
六角レンチで再度締め付けを行ってください。
刈払機(草刈機) の刈刃の回転が遅い
刈払機(草刈機)のエンジンは問題なく動いていても、刈刃の回転がいつもより遅いという症状です。
原因1.キャブレターの詰まり
劣化燃料によるキャブレターの詰まりが疑われます。
【修理方法】
キャブレターの役割は、燃料を効率良く燃やすために適正な比率で空気を混合することです。
それが詰まっていると、空気不足となって燃焼効率が低下し、刈刃の回転不良の原因となります。
燃料が経年劣化した場合によく見られる症状で、キャブレターの分解清掃が必要です。
刈払機(草刈機) のリコイルロープが戻らない
リコイルスターターのロープが中途半端な位置で固定され、戻すことができなくなるという症状です。
原因1.ゼンマイのはずれ
エンジン始動時にロープを十分に引き切らないで止めてしまうと、
回転エネルギーの逃げ道がなくなって負荷となり、内部のゼンマイがはずれてしまうことがあります。
【修理方法】
無理にロープを引いてはいけません。
ロープ部分のカバーを緩めるか取り外すかして、再度ロープを引いてみます。
それで復元しないようであれば修理に出しましょう。
原因2.ロープの絡み
同様の現象で、ロープにたるみが生じて内部で絡まってしまいます。
【修理方法】
無理に引がず、カバーを外してロープを巻き直します。
刈払機(草刈機) のエンジンから濃い白煙が出続ける
エンジンのスタート時だけでなく、作業中も濃い白煙が出続けるという症状です。
原因1.エンジンオイルの過多
オイルの量が規定より多すぎることで、エンジンに負担がかかりオーバーヒートとなっています。
【修理方法】
4サイクルエンジンの場合はオイルを抜き取り適正量にします。
2サイクルでは混合燃料となっていますので、いったんタンクを空にして適正比率の燃料を入れ直すことが必要です。
対処方法が簡単だからといって、後回しにしてそのまま刈払機(草刈機)を使い続けると
確実にエンジンを痛めます。すぐに停止しましょう。
刈払機(草刈機)の性能は日ごろのお手入れ次第
刈払機(草刈機)トラブルのほとんどが、
日常のメンテナンスを怠っていたり規定通りに使わなかったりした場合に起こるものです。
修理となると作業にも支障が出ることになります。少しの手間を惜しんだがために、
その何倍もの時間とコストがかかることになりかねません。
ボクらの農業の刈払機(草刈機)は、いずれも品質の高いものを厳選しております。
きちんと手入れをしてさえしておけば、十二分に性能を発揮してくれることでしょう。
チップソーは銀色だけではなく、きれいなホワイトカラーやゴールドカラーもご用意しています!
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