刈払機(草刈機)の燃料は使い分けが必要
刈払機(草刈機)はエンジン式が主流ですが、必ずしもガソリンが燃料とは限りません。
エンジンのタイプによって使用する燃料も異なるのです。
用途に応じて刈払機(草刈機)を使い分ける際は、入れる燃料に注意しましょう。
エンジンタイプによって燃料が異なる
エンジンの燃料といえば、連想されるのはガソリンでしょう。
エンジン式の刈払機(草刈機)もガソリンで動きますが、
正しくはガソリンで動く機種もあるという程度で、実際はそれは少数なのです。
多くの刈払機(草刈機)は、ガソリンではなく混合燃料を使用します。
混合燃料とはガソリンとエンジンオイルを混ぜたもので、混合ガソリンと呼ばれることもあります。
4サイクル式刈払機(草刈機)
エンジンは運転中、内部で激しい摩擦が生じるため、それを軽減するためにエンジンオイルは不可欠。
4サイクルエンジンには、オイルポンプというオイルが循環するためのパーツが備わっています。
そのため、必要な燃料は「ガソリンのみ」ということです。
2サイクル式刈払機(草刈機)
2サイクルエンジンも、基本はガソリンで動きます。
ただし、小型化で構造がシンプルになったことでオイルポンプも省略されています。
そのため、あらかじめガソリンにオイルを混ぜ合わせておく、つまり「混合燃料」が必要となるわけです。
刈払機(草刈機)の燃料に互換性はない
2サイクルの刈払機(草刈機)に誤ってガソリンのみを使ってしまうと、
濃い白煙が出たりエンジンが焼き付いて動かなくなったりします。
理由としては、摩耗を減らす働きがないため。
同様に、4サイクル用のオイルはそれ自体が燃焼しないようにできていますので、
2サイクルの混合燃料には使用できません。
刈払機(草刈機)の混合燃料の作り方
ガソリンとオイルを混ぜるだけで特に難しいことはありませんが、以下の点には注意しましょう。
- 専用容器があれば便利ですが、「振ってかくはんする」「タンクに注ぐ」ことができれば形状は問いません。
- 比率はエンジンオイルの表記に従います。
- 容器は清潔なものを使用し、汚れていなくても内部に不純物がないことを確認します。
- ペットボトルでもかまいませんが保管には適していません。長期の燃料保存はボトルを溶かすことになるため、作成用途に限定しましょう。
刈払機(草刈機)の燃料は使い切る
冬が終わったストーブは、灯油を使い切ってタンクを空にするようになっています。
石油燃料は鮮度が大切で、時間とともに劣化するからです。
刈払機(草刈機)でも古くなった燃料を使うと燃費が悪くなるだけではなく、
フィルターが目詰まりをしたりします。
ある程度の期間(メーカー推奨は1週間)、刈払機(草刈機)を使用しない場合は、
タンクやキャブレターから燃料を抜き出して使い切るようにしておきましょう。
既製品の刈払機(草刈機)の混合燃料もあり
基本的な注意事項さえ守っていれば、刈払機(草刈機)での混合燃料の作成や使用は簡単にできるということがお分かりいただけたと思います。
それでも混合する手間をかけたくないという人のために、ボクらの農業ECでは既製品としての混合燃料もご用意しています。
そのままタンクに注入できるだけではなく、
燃料に含まれる添加剤の働きで、エンジン内部の汚れや摩耗を軽減してくれるものです。
2サイクルの刈払機(草刈機)をお求めの場合はあわせてお揃えください。
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