刈払機(草刈機)のメンテナンス|秋冬前に確認しておきたい4つのポイント

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。ボクらの農業です。
刈払機(草刈機)の能力を最大限に引き出すにはメンテナンスが欠かせません。
つねに過酷な環境で使用される刈払機(草刈機)ですから、モーターやエンジン回りの汚れも相当なものになります。
今回は、刈払機(草刈機)の基本的なメンテナンスのポイントをまとめました。
刈払機(草刈機)のメンテナンスポイント・その1)グリスアップ
ギアケース(シャフト先端の刈刃を取り付ける部分・「ヘッド」とも言います)は、
刈払機(草刈機)の使用中は常に動いているところです。
内部のギアが摩耗するのを防ぐためにも定期的なグリスの充てん(グリスアップ)が欠かせません。
注入口が小さいため、専用の口金が必要です。
あらかじめ注入用に先端がとがった形状のグリスも用意されています。
刈払機(草刈機)のメンテナンスポイント・その2)刈刃の点検
刈刃のチップ部分について、摩耗や欠損を見ます。
丸くなったチップは可能であれば研磨しましょう。
欠損の場合は、数枚程度なら実用上問題はないでしょうが、早い目に交換しておくに越したことはありません。
特に欠損箇所がバラバラではなくまとまっていると回転バランスに影響を及ぼし、
ひどいときには刈払機(草刈機)の操作中に振動が伝わってきます。
こうなると明らかに交換が必要です。
台金(円盤)自体に変形がないかも確認しておきましょう。
▼チップソーを探す
刈払機(草刈機)のメンテナンスポイント・その3)チップの研磨
丸くなったチップは研磨することで再び活躍してくれます。
専用の研磨機が理想的ですが、ヤスリによる手作業でも可能です。
ただしチップ自体が超高度で、一般の目立てヤスリでは役に立たないため、ダイヤモンドヤスリを用います。
チップの形状(直線・丸)に合わせたヤスリを選びましょう。
▼刈刃研磨機を探す
格安品のチップソーの場合は研磨してもすぐに丸くなるため、交換した方が効率的です。
刈払機(草刈機)のメンテナンスポイント・その4)給油
混合燃料やガソリンの補充の際は異物をタンク内に入れないように注意します。
ゴミやホコリが混入しますとノズル詰まりによるエンジン動作不良の原因となります。
それでも内部機構の摩耗等で細かなクズが生じてしまいます。
3か月を目安に燃料フィルターの交換、燃料タンクの清掃を行いましょう。
刈払機(草刈機)のメンテナンスは習慣とルール付けで
刈払機(草刈機)は、メンテナンス次第で何年も元気に働いてくれるものです。
そのためには、やはり定期的にメンテナンスを行うというルール付けをすることが不可欠でしょう。
刈刃については消耗品であると割り切って、ある程度まで使ったら思い切って交換することも大切。
そのあたりの見極めを上手にすることで、結果的には経済的・効率的な使い方になるはずです。
▼刈払機(草刈機)の保管方法についてはこちら
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