動力噴霧器(動噴)の保守・保管方法について
動力噴霧器(動噴)を長持ちさせるためには、
自動車などの機械と同じようにメンテナンスを必要とします。
動力噴霧器(動噴)のメンテナンスと保管方法をご紹介します。
動力噴霧器(動噴)使用前のメンテナンス
動力噴霧器(動噴)での作業前のメンテナンスは、まずホースの接続部分のパッキンの状態を確認します。
パッキンが劣化していると水漏れの原因となります。
もしパッキンが劣化していたら交換してください。
ホースも損傷がないか状態を確認しましょう。
次に動力噴霧器(動噴)本体のネジの弛みなどをチェックします。
動力噴霧器(動噴)のエンジンやポンプの振動で弛みが生じる場合があるのでしっかり確認しましょう。
背負い式動力噴霧器(動噴)の場合は、背負いバンドを確認して異常があれば交換してください。
ポンプのクランクケースにオイルをさす
重要なのは、ポンプのクランクケースにオイルをさすこと。
クランク機構はオイルによって潤滑されているので注油を怠ると故障につながります。
エンジンオイルは規定の量になるようにオイルジョッキなどで計量するか、
動力噴霧器(動噴)のオイルゲージで確認しながら注入してください。
動力噴霧器(動噴)使用中のメンテナンス
動力噴霧器(動噴)の運転中は、既定のエンジン回転数を守ることが大切です。
動力噴霧器(動噴)の空運転はポンプの故障の原因。
薬剤が空になったらすぐにエンジンを停止してください。
動力噴霧器(動噴)使用後のメンテナンス
動力噴霧器(動噴)を使って作業をした後は、
薬剤タンクやホース、吸水フィルターに残っている薬剤を完全に抜いて、きれいな水で洗浄してください。
内部に薬剤が残っているとパッキンなどの部品の劣化が早まる可能性があります。
動力噴霧器(動噴)のエンジンやモーターを起動して水を散布することで、ノズルに残った薬剤も洗浄することができます。
洗浄が終わったら内部の水を完全に抜いてください。
動力噴霧器(動噴)のエンジンのメンテナンス
エンジン式動力噴霧器(動噴)のエンジンには4サイクルエンジンと2サイクルエンジンがあります。
エンジン式動力噴霧器(動噴)はエンジンの定期的なメンテナンスや清掃が必要になり、
点火プラグ、エアクリーナーを汚れ具合などに応じて交換して行きます。
4サイクルエンジンタイプの動力噴霧器(動噴)のメンテナンス
4サイクルエンジンタイプの動力噴霧器(動噴)のメンテナンスのポイントは、
エンジンオイルを必ず定期的に交換することです。
自動車のエンジン同様にエンジンオイルの交換を怠ると、エンジンの焼き付きなどを起こしてしまいます。
2サイクルエンジンタイプの動力噴霧器(動噴)のメンテナンス
2サイクルエンジンタイプの動力噴霧器(動噴)はオイル交換は必要ありませんが、
混合燃料を作る際に2サイクルエンジン用の専用オイルを使用してください。
また、ガソリンは劣化が早いため新鮮なものを使用しましょう。
動力噴霧器(動噴)の噴霧ノズルのメンテナンス
動力噴霧器(動噴)の噴霧ノズルも、常に高圧な水流を受けているので摩耗が激しい部分です。
噴霧ノズルの噴射口が広がってしまうと作業効率が落ちるため交換が必要になります。
また、薬剤やカルキ成分などが噴射口に溜まるので、定期的につまようじや極細の針金などで清掃してください。
動力噴霧器(動噴)の保管について
動力噴霧器(動噴)を保管する場合は、 雨風の当たらない風通しの良い場所に保管してください。
直射日光があたる場所はホースなどの劣化が早まる恐れがあるので 避けましょう。
エンジン式動力噴霧器(動噴)をしばらく使用せず保管する場合は、
燃料タンクやキャブレターに残った燃料は抜いておきましょう。
正しいメンテナンスで動力噴霧器(動噴)のを長持ちさせよう
動力噴霧器(動噴)は正しくメンテナンスを行い、適切な場所に保管しておけば長く使うことができます。
適切にメンテナンスが施された動力噴霧器(動噴)は、安全で快適な作業を行うことが可能です。
農作業の大切な一員として、動力噴霧器(動噴)をいたわってあげましょう。
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